みなさん、こんにちは! ミライスピーカーカスタマーサポートです。
【徹底解説!ミライスピーカー使い方Q&A】では、ミライスピーカーに関するご質問に対して、写真や図解、動画などでしっかり解説していきます。
今回のテーマ
あれ?BS4k放送みてたら、ミライスピーカーから音が出なくなった…
──それ、実は“テレビの音声の配信方式(音声フォーマット)”が原因かもしれません。
「さっきまでミライスピーカーから“言葉くっきりの音”が聞こえてたのに、急に音が出なくなった…?」
この記事を執筆しているのは、まさに夏の高校野球の決勝目前のタイミングで、きっと、BS4Kで高校野球を楽しんでいた方ではないかと思われるお客様よりお問い合わせをいただきました。
そこで、急遽!マガジンで対応策をご紹介していきます。
特にご注意いただきたい方
この現象は、以下のような光デジタル端子(光ケーブル)で接続している場合に起きることがあります:
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ミライスピーカー・ステレオをご使用の方
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ミライスピーカーのリモコンキット(デジタル/アナログ変換器)をご使用の方

光デジタルケーブル

ミライスピーカー・ステレオの背面、光ケーブルがさしてある画像
お使いの接続方法が「光デジタル端子」であるかどうか、いま一度ご確認ください。
4K放送になると、ミライスピーカーから音が出ない?
最近のBS放送(例えば BS4K/BS8K)では、臨場感をよりリアルに届けるために、AACやドルビーアトモスといった“高機能な音声形式”が使われることがあります。
これらの音声フォーマットは、映画館のようなサラウンド体験を生み出す一方で、スピーカー等の再生機器が対応していないと「音がでなくなる」ことがあるのです。
(興味がある方は詳しく解説!)
ミライスピーカーは、テレビの言葉をより聞き取りやすくするために設計されたスピーカーです。テレビから 「PCM(リニアPCM)」という形式で出力された音声信号に対応しています。
PCMは、圧縮されていないシンプルで互換性の高い音声形式なので、どんな機器でも音が出やすく“安心のフォーマット”ともいえます。一方で、BS4KやBS8Kなどの放送では、臨場感を届けるために AAC やドルビーアトモスといった“高機能な音声形式”が使われています。これらは映画館のようなサラウンド体験を生み出せる半面、ミライスピーカーのように PCMのみ対応の機器 につなぐと 「信号を理解できず音が出ない!」 という現象につながってしまうのです。
えっ、じゃあどうすればいいの?
以下のいずれかの方法で、多くのケースは解決します:
対処法① テレビの音声出力設定を「PCM」に変更
テレビの「設定」→「音声」→「音声出力」などの項目から、「PCM」という形式に手動で変更してみてください。
※テレビの機種によっては、4K放送を受信すると自動的に「Auto」モードに戻ってしまう仕様もあります。その場合は、大変お手数ですが、放送のたびに設定の確認・変更していただくか、対処法②をご検討ください。
対処法② イヤホン端子でつなぐ
光デジタルケーブルの代わりに、ミライスピーカーに付属されている音声ケーブル(両端3.5㎜ステレオミニプラグ) を使って、スピーカーとテレビのイヤホンジャックを接続することで、4K放送でも設定を変えずに音が出ます。

音声ケーブル

ミライスピーカー・ステレオの背面、音声ケーブルがさしてある画像
4K放送を引き続きお楽しみください!
高校球児たちの声援、プレー音、実況の熱量――
ミライスピーカーで、しっかり“聞こえる夏”をお楽しみください!